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| 不当逮捕・拘留された婦人講員2名の手記 »
2008年04月16日
降りかかった法難に怯まず対峙 支援する会が発足!婦人講員2名は釈放
不当逮捕の裏に有力政治家の影
憲法20条に違反する政教一致・宗教弾圧
逃げの一手に廻った学会の事情
二名が語った!不当逮捕の模様
創価学会員に対する折伏で、いわれなき嫌疑(けんぎ)をかけられ不当に逮捕・勾留されていた二人の婦人講員(前号で既報)は、去る四月八日、ようやく釈放されて自由の身となった。二人に話を聞いてみると、逮捕に際しての異様さが生々しく浮き彫りに。また、今回の逮捕に絡む、極めて重大な事実も浮かび上がってきた。渾身(こんしん)取材の第二弾――。
支援する会≠ェスタート
学会は見るな、触れるな
去る四月三日午後四時、東京・霞ヶ関の弁護士会館において緊急記者会見が開かれた。
主催は「不当逮捕された生田さん伊藤さんを支援する会」――本紙前号で報道した、折伏にまつわるいわれなき嫌疑で不当逮捕された生田和子さん(45歳)伊藤奈津美さん(40歳)の二人を支援する会が、記者会見を開いて事件の解決を訴えたのである。
同会の代表は宣徳寺法華講の古谷球子氏で、生田さん・伊藤さんを冤罪(えんざい)から救うべく、善福寺法華講の有志や、学会の非道に憤(いきどお)る元職員・元議員の方々の協力を得て、支援する会を立ち上げ、この日の記者会見となったもの。
会見では、古谷代表より、今回の逮捕は学会員I婦人の虚偽告訴に基づいて強行された不当なものであり、すでに四月一日には、勾留中の二人を告訴人とするI婦人への告訴状が弁護士から野方警察署に提出されていること、二日には、支援する会として野方署に厳重抗議を行なったこと――等が発表された。
さらに、伊藤さんの夫と生田さんの長女が立って、それぞれ
「警察はなぜ、事前に事情聴取もせず逮捕したのでしょうか。
妻は、見てのとおり体が小さくて細く、力もあるわけではありません。虫も殺せないほどやさしい性格です。私の母に対しても、生前やさしく接してくれました。
妻を知る友人・知人も、妻が、他人からいじめられることはあっても、他人をいじめるようなことは絶対ないと知っています。ましてや、高齢の方の手を押さえ、暴行を加え、署名・捺印させるなどということは絶対にない、と言えます。
今回のこの逮捕は、悪質な冤罪であり、いじめです。妻の両親も本当に心配しておりますので、一日も早く、濡れ衣を晴らしたいと思いますので、皆様のご理解とご協力を、よろしくお願いします」(伊藤)
「伊藤奈津美さんが逮捕された後、母は納得がいかず、野方警察署に自ら三回も行き、電話も何度もしましたが、『あなたの説明を聞く必要はない』と拒否されました。自ら警察に協力しようとしていたのに、警察では拒否されました。にも拘(かか)わらず、今度はいきなり逮捕です。
母に連れられ、創価学会の方のお家に、お話をしに行ったことがありますが、無理やり家に上がったりだとか、無理やり相手の手を握って書類に書かせるだとか、そういう姿は一回も見たことはありません。なぜそのようなデッチアゲを警察が信じてしまうのか、本当に許せません。
母は病弱な体なのですが、それを信仰で何とか乗り越えてきていました。せっかく元気になったのに、こんな不当逮捕で長期間留置され、もしまた再発してしまったら、どうしてくれるんでしょうか。一日も早く母を返してほしいです」(生田)
等と訴えた。
妻を想い母を想う、この二人の切実な訴えは聞く者の胸を衝(つ)いたが、これこそが真実の持つ説得力であろう(※この日の模様は、インターネット上でも動画が公開されており、『自由の砦』HP――記事末尾にアドレスを表示――や妙観講HPからアクセスして、誰でも見られるようになっている。ただし、学会内では「見てはならない!」との統制が敷かれているそうだが)。
無視を決め込む創価学会
洩れ伝わった重大情報
このように支援体制が築かれていく一方、勾留中の二人の女性講員においても、この降(ふ)りかかった法難をこの上ない罪障消滅の機会≠ニ受け止め、留置場の中で唱題に励んでいる様子が、接見した弁護士の話から窺(うかが)われる。
そして、内と外で呼応するかのような異体同心の闘いが続く中、突然、厚くおおわれた雲に切れ目が生じたかのごとく、重大な情報が洩(も)れ伝わった。
「今回の逮捕は、有力な元都議(※情報では実名)が野方警察署へ赴(おもむ)き、立件を依頼したことで実現したものだ――」
この情報の真偽を確かめるべく、本紙関係者が手を尽くして警視庁筋に当たったところ、まさにそのとおりの話を聞くことができた。これがもし事実だとしたら、まさに憲法二十条違反、正法の信行者に対する国家権力を使った弾圧であって、由々しき重大問題である。
本紙としては、かつての民主党の偽メール事件と同じ轍(てつ)を踏まぬよう、さらに慎重な裏付け調査を始めたが、その矢先、『週刊新潮』が別なルートからこの件の裏付けを取り、元都議にも取材を試みた上で、
「公明党のドンが警察に圧力をかけた」(四月十七日号)
との見出しで実名報道に及んだのである。
ここに、今回の不当逮捕は、学会員らによる単なる冤罪事件ではなく、学会・公明党の政教一致、及び国家権力による宗教弾圧、憲法二十条違反という、とんでもない重大事件につながる可能性が見え始めた。
そして、いつもなら、針小棒大な誹謗(ひぼう)宣伝を繰り広げる学会機関紙や学会怪文書が、この不当逮捕事件については不自然にも、途中から全く無視を決め込んでいる。そこに、彼等にとって絶対に触(ふ)れられてはならない、重大な問題が含まれているからに他なるまい。
いよいよ今後の進展が期待される。
逮捕された二人が釈放
この驚くべき状況
さて、このような状況にあった四月八日、先に逮捕された伊藤奈津美さんの勾留期限が満了するにあたり、この時までに伊藤さんを起訴することのできなかった検察庁は、処分保留のまま、ついに伊藤さん・生田さんの二人を釈放することに決定。
そして同日午後五時四十分に生田さんが、六時三十分に伊藤さんが、相次ぎ釈放されたのである。
折からの雨の中、長期にわたって劣悪な環境の中に留置されてきた二人を、多くの同志が出迎えた。喜びの涙で抱き合う生田さん、法悦の想いを述べる伊藤さん――言いしれぬ感動が人々を押し包んだ。
釈放された当事者の二人から改めて話を聞いてみると――
先に三月十九日に逮捕された伊藤さんは、事前に、警察からの連絡も、呼び出しも、むろん事情聴取も一切なく、早朝、いきなり来訪した刑事四人が強引に入室、捜査令状と逮捕状を示して体を押さえつけ、誰にも連絡できぬまま、手錠をかけられて逮捕・連行されたという。
まるで、殺人か麻薬といった凶悪犯罪の犯人を逮捕する、テレビの刑事番組の一場面だ。だが、これはテレビ番組ではなく、平凡な一婦人信徒に突如として降りかかった、現実の出来事なのである。
さらに、三月二十四日に逮捕された生田さんは、伊藤さんの逮捕で自分にもいわれなき嫌疑がかけられていることを知り、自ら三度も野方警察署に行き、「自分から事情聴取してほしい」と警察に協力を申し出ていた。つまり、生田さんが逃亡したり証拠を隠滅(いんめつ)するような恐れは皆無であった、にも拘わらず、警察はこの申し出を一切無視した上で、二十四日の早朝、刑事六人で来訪、生田さんに「見せたいものがある」と言ってドアを開けさせ、捜査令状と逮捕状を示して逮捕・連行したのである。
どう考えても、この逮捕がまともであるとは思えない。非人道的・不当逮捕という以外に、全く言葉がないのである。
やはり、魔の所為として惹(ひ)き起こされる法難とは、宗祖大聖人の受けられた難が悉(ことごと)くそうであったように、道理に外(はず)れた非道なものなのだ。
長期の勾留から釈放された伊藤さんはひと回り痩(や)せたように見え、生田さんの手の肌はボロボロに荒れていた。
だが、二人の信心が格段と強固になっていたことは、出迎えた誰もが、驚きすらもって実感したことである。
宗祖大聖人は
「此の経を持たん人は難に値(あ)ふべしと心得て持つなり。(中略)火にたきヾ(薪)を加ふる時はさか(盛)んなり。大風吹けば求羅(ぐら)は倍増するなり。松は万年のよはひ(齢)を持つ故に枝をま(曲)げらる。法華経の行者は火とぐら(求羅)との如し。薪と風とは大難の如し」(御書七七五頁)
と仰せである。この強き信心さえあれば、(少し痩せた体も荒れた肌も、いずれ元に戻るのだから)何の心配もあるまい。これから異体同心の仲間達と共に、この法難に決着がつくまで、油断怠(おこた)りなく精進できることは間違いないであろう。
ともあれ、二人が釈放されたからといって、いまだ法難が終結したわけではない。
二人に対して検察の下す処分、虚偽告訴をした(させられた?)学会員I婦人への告訴の行方(ゆくえ)、不当逮捕の真相究明、そして重大な憲法違反問題の追及――ここまで行かねば全ては終結しないのだ。法難はようやく第一段階を過ぎた処(ところ)にある、というべきだろう。
被害者家族の記者会見・事件の概要を報じた「自由の砦ブロードバンドニュース」のアドレスは、左記のとおりhttp://toride.org/enzai/
(慧妙4月16日号 367号より転載)